久々のダブルウェディングリング *ハンドとミシンの違い*
先日コメント欄でまるトさんに聞かれたダブルウェディングリングですが、夏の間ずっと止まっていました。
私は大体毎日朝5時過ぎに起きて6時までの約1時間足らずを朝一の縫い物タイムにしているのですが、9月くらいからこの時間にダブルウェディングリングを縫うようにしました。
1日に縫える枚数は少しずつ(大体4、5枚)でも着実に進んで、今朝やっと短いカーブと舟形の土台布が全部合体しました。
その枚数は 40+42=82枚。
1日に4枚ずつとして21日。
土日も休まず縫ったらちょうど3週間。
間に何日かサボったとしても1ヶ月あればできる計算になります。
そう考えると先は長いようですが意外とできるものなんだな、という気になります。
もちろん、その後にはさらに土台布と縫い合わせていく作業があるので完成まではまだまだ時間がかかります。
ミシンと違って時間がかかりますが、ゆっくりゆっくり楽しもうと思います。
先日のミシンキルト教室で先生がこんな風におっしゃっていました。
『ミシンで作ったものならば玄関マットにして足で踏んでしまっても抵抗がないでしょう?
けど、ハンドで長い時間を掛けてじっくり作ったもの、それを私は足で踏んでは使えないわ。
ミシンキルトは早く出来上がるのが利点だけど、ハンドのように心をこめて作るというものではないの。
だってミシンだとキルティングのとき思いをこめてる余裕なんてないもの。
集中して頭を真っ白にして息を止めて…でしょう?
でもハンドは時間を掛けて、プレゼントするものであるならその人への思いを込めながらじっくりじっくり縫うもの。
だからミシンとハンドは全く別物なの。
ハンドにはミシンにない安らぎがあります。
だからあなたたちは今ミシンキルトを勉強しているけれど、どうぞ手を使って、やっぱりハンドで物を作るということをしてください。』
毎日少しの時間ですが手縫いしていると、やっぱり先生がおっしゃった通り心が安らぎます。
ただひたすらチクチク同じ作業を繰り返す…それがいいのです
ちょうど『やっぱり手縫いには手縫いの良さがあるわ~』と感じていたときだったので先生の言葉に深く同感しました。
手縫いで進めているダブルウェディングリングは完成までにはまだまだ時間がかかりそうですが、時間がかかるのもまたハンドの良いいところ、それだけ長い時間楽しめるのですから。
『パッチワークって時間がかかるし細かいし面倒』とはよく言われることですが、その楽しさを知ったらやめられない、それが“パッチワークにはまる”ということなのでしょうね
☆追記☆
言葉足らずの部分がありましたので補足します。
ミシンで縫い合わせる、ミシンでキルティングする、というのは集中を要する作業なので、縫っている最中に別のことを考える余裕がありません(少なくとも今の私には)。
ミシンで作ったものには心がこもっていないだとかハンドの方が思いを込められるということでは決してありません。
またミシンで作ったもの=粗末に扱える ということではありません。
ミシンで作ったものだと比較的気楽に使えたり、ミシンで作ったものとハンドで作ったものとを使い分けたり、と作った人が納得した使い方ができるということです。
“作り方にこだわらず日常使いにどんどん使っている” “大事なものだから大切にしまっている” “特別なときにだけ使っている” …など使い方は人それぞれ。
どれも自然な考えだと思います。
また、これはあくまで現時点での私の考えですので今後私自身の考え方が変わっていくことも当然ありうるし、私と違う考えの方がおられるのも自然なことだと思います。
それぞれが自分のスタイルでものづくりを楽しめればいいでは、と思います。
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コメント
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おおっ。DWR、こつこつと縫われてますね~。さすが!!

先生、面白いこと、言いますね。
ミシンとハンドは違うものか~。確かに出来上がりの風合い?って違いますよね。ハンドキルトのものはなんだかほっこりするし・・ね。エクボが出来るからかな・・。
しかーし、私手縫いのマット、ガンガン踏んでるし、洗濯機でがしがし洗うし、またガンガン踏むし~^^。
その辺は結構同じだったりするわ・・。
投稿: まるト | 2008年10月15日 (水) 12時32分
>まるトさん
このダブルウェディングリングは前の先生も応援してくれていたのでなんとしても完成させたいのです。
そして『先生、出来ました~!』って持って遊びに行きたいと思っているのです。
だから、コツコツ…ね
まるトさんは作ったものをどんどん使われているのですね。
と思うのですが、逆にそういう方にはミシンキルトの方が使うときに抵抗がなくていいのかもしれませんね。
それは素敵なことです
もともとキルトは使うためのものだったのですから。
でも『これだけ手間が掛かったのだから大事すぎて使えないわ~』という言葉も結構聞きます。
だからってしまいこんでしまったら仕方ない
投稿: どうなるの | 2008年10月15日 (水) 17時42分
ミシンにハンドに頑張っていらっしゃいますね~
私も久しぶりにミシンキルトをしたら、
うまくいかなくて・・(*゚ー゚*)
やはり毎日やらないとだめですね^^
先生のおっしゃること、なるほど~ですね!!
用途にあわせて使い分けられるようになりたいです。
私の今の目標は自分のブログをつくること(o^-^o)
できるかな~~
「ブログどうやるのかな~」
だれかおしえて・・
そんな心境です(゚ー゚;
投稿: 花みずき | 2008年10月15日 (水) 19時35分
>花みずきさん
昨日は1日出かけていてミシンに触れていないのでまた下手になっているかもしれません
息子がサッカーをやっているのですが先日監督に『毎日ボールを触っていれば確実にうまくなる』とおっしゃっていました。
何事も毎日少しずつこつこつ続けることが上達のもとなんですね。
ブログを作りたいと思う気持ちがあるのなら、テーマを1つだけに絞った500円くらいの指南本がお勧めです。
ブログならブログのことだけ、デジカメならデジカメのことについてだけ書かれていて、余計なことが書いてないので初心者には分かりやすいと思います
(私もこの本のおかげでブログを始められたのです)。
大型本で画面の解説も大きく、いろいろなテーマで各社から出版されています。
出版社によって中に出てくるブログのサービス会社が違うので『どれがいいのかしら?』と迷うかもしれませんが、ブログを見ていて『ここのは読みやすい。』と思う会社を使ってみるというのもいいかもしれませんね。
投稿: どうなるの | 2008年10月16日 (木) 08時12分
おはようございます(o^-^o)
ブログの本・・今日さっそく探してみます^^
アドバイスありがとうございました。
今まで自分のブログをつくろうなんて考えてもいなかったので・・
○十歳の手習いというやつですかね(゚ー゚;
がんばってみますね♪
投稿: 花みずき | 2008年10月16日 (木) 08時47分
>花みずきさん
お役に立てたのなら嬉しいのですが。
頑張って、でも、頑張りすぎないでくださいね。
パソコンの作業ってどうしても長時間続けてしまいがち、
程よく休憩を取りつつゆっくり進めてくださいまし
投稿: どうなるの | 2008年10月16日 (木) 09時10分
面白いことをいう先生ですね。
ピーシングでもキルティングでも ミシンよりハンドの方が楽なのに って思うことはあります。
正確に縫うのなら ハンドのほうが 私は 楽です。
だから ミシンだったら 足で踏めるとか ハンドなら踏めないとか 私には わからないなあ。
よほどの高級機種と腕前の先生なのでしょうね。
小さなピースはミシンだと曲がってしまうから ハンドが楽だったり キルティングもハンドなら 足ふきマットなら ぐし縫いのように 粗いキルティングに 数も少なくいれれば 神経を使ってゆっくりミシンを踏んでいくより よほど
楽です。
ミシンキルトのミシンは ピースングもスピードを上げれば急に止まれませんので 車と同じで急にストップは できません。 キルティングも フェザーキルトは ゆっくりミシンを進めませんので神経を使う つまりは 心こもっていると思っています。ミシンでも糸はハンドで始末しますし、
そんなに 簡単ですか??
足で踏むマットをミシンで縫うキルティングにするとすれば
自由きままに 神経を使わないキルティングにします。
だから ミシンか ハンド というより 足で踏むマットとしての 作り方を変える というのが 今の心境。
ミシンキルト1年目のときには 先生のおっしゃるように思っていました。
ミシンキルトなら 足で 踏めるってね。
飾りをつけたりするクレジーキルト 刺繍をミシンで作ったり、小さな絵キルトのミシンキルトの単発講座作品は リボン刺繍をミシンで作ったり お手上げで未完成。
私はミシンならとか じゃあなく 作品にかかる時間じゃあないのではないでしょうか。
今 1m程度のボーダーをミシンで作るのに 1週間かかっています。4本でボーダーだけで 4週間。
私は この作品 足で踏めないけれどなあ。
投稿: オルゴール | 2008年10月16日 (木) 21時40分
>オルゴールさん
ミシン=簡単という意味ではないのですが、そう受け取られたのなら私の言葉足らずだったと思います。
足で踏む=粗末に扱うというように受け取られたようですね。
違ったんだけどな…。
投稿: どうなるの | 2008年10月17日 (金) 08時16分
誤解があったようですね。
ごめんなさい。
>ミシンキルトは早く出来上がるのが利点だけど、ハンドのように心をこめて作るというものではないの。
母の手作りのミシンで作られた服、子供に作ってあげたミシンで作ったバックなど 心のこもったミシン作品。
ミシンで縫う=心をこめて作っていない
と 「どうなるの」さんの教わっている先生が 言われたように 解釈しました。
既製品じゃあないものを作ることに ハンドに限定せず 心を こめて作ってきた私としては 過剰反応でした。
ごめんなさい。
投稿: オルゴール | 2008年10月17日 (金) 12時50分
>オルゴールさん
ミシンでは縫っている最中には、頭を真っ白にして息を止めて作業に集中して、…とオルゴールさんのおっしゃるようにとても神経を使います。
ゆえにハンドで作るように縫っている最中に相手のことを思いながら…という余裕がない、という意味でした。
ミシンで作ったものでも日常使いには出来ないくらい思い入れの強い作品も当然あると思います。
私自身子供時代に母が服を作ってくれたことが大事な思い出になっていますし、子供に服など作ってやっていますのでその喜び、楽しみも知っています。
作ったものにはミシンだろうが手縫いだろうが心が込められてるということはよく分かっています。
誤解の原因は私の言葉足らず、文章力不足だったと思います。すみません。
投稿: どうなるの | 2008年10月17日 (金) 15時48分