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2009年9月30日 (水)

9月に読んだ本

最初の1冊は8月に読み終わった本ですが…

『虹の彼方』 小池真理子著 毎日新聞社

48歳の女優高木志魔子と5歳年下43歳の小説家奥平正臣の恋の話。

共に配偶者がいるのでいわゆる『ダブル不倫』なのだけど二人の『そんな言葉で片付けられたくない。未来がどうなるか分からないけれどこのまま二人だけでどこかへ行きたい』と思い、実行してしまう。

最終的にその影響の責任をとり新たな未来に立ち向かうために帰ってきた二人、そしてその未来が今始まろうとしている…というところで話は終わります。

『恋は終わるもの』というマネージャーの言葉に『そうではない』と思う志魔子、でも私も恋は恋のままではいられないと思う。

時間が経つにつれ恋は薄れて消えていったり、あるいは愛や情などの言葉で表現される別の形に変わっていくものだと思う。

でも同時に『この恋は永遠』と思う気持ちや『浮気ではない、恋なの』と思う気持ちは分かるような気がするなあ。(8月29日)

『院長の恋』 佐藤愛子著 文藝春秋

5編の短編集。

老年期を迎えた男性が主人公のもなど、自分とは違う環境の話が多くて登場人物に共感しながら読むというよりは一歩引いた目線で読むという感じ。

登場人物があっさり死んじゃうシーンが何度か出てきて、80歳を超えいろんな経験を経た著者ならではの死生観がそこに見えるような気がしました。

『離れの人』ではきっと絹は死んだ後も座布団のところにいる彼が誰なのかを思い出さないままあっさり成仏して、彼はそのまま悲しみの塊となってい続けるんだろうな、と思うと切ない気持ちになりました。

『沢村校長の晩年』は光江のキャラクターに『うわ、絶対こういう人いそう。でもってお近づきになりたくないわ~』と思いつつ、沢村校長の災難を楽しみながら読んでしまいました。(9月3日)

『とける、とろける』 唯川恵著 新潮社

男女の関係を描いた短編が9編収められています。

どの話も性描写があって、自分にぴったりあう相手と出会ってからの話が多いのだけど、読後感は何だかむなしさを感じるものが多かったな。

現実も綺麗なことばかりじゃないと分かっているけれど、それだから余計に物語の中ではこの先明るい何かが待っていそうな終わり方の方が私は好きなのかも。(9月6日)

『パッチワークだいすきねこ』 絵:ニコラ・ベイリー 文:ウィリアム・メイン 訳:今江祥智&遠藤育枝 ブックローン出版

猫が捨てられてしまったお気に入りのキルトを探しに出かけるお話。

詳しくはこちらで。(9月18日)

『気楽に生きるための 悪妻愚母ノススメ [レディコミの女王が伝授する24時間だらだら活用術]』 渡部やよい著 ㈱インフォバーン

“良妻賢母”という言葉が嫌いな私、題名を見て思わず手に取りました。

レディスコミックの作者である著者が社長としてアシスタントを使って仕事をやりながら家事育児をどうやってこなし、かつ十分な睡眠を取っているか、そのやり方が書かれています。

題名にはだらだらと書かれているけれどやっぱり時間の使い方が上手。

無駄なく無理なくうまく生活しています。

しかも自分の仕事の将来性も考えて今後収入を継続的に得るための準備も同時にやっていて頭が下がるばかり。

そうは言っても何事も順調にきたわけではなく危機的な状況に陥ったときの話なども書かれていてスーパーウーマンじゃないところがいいと思いました。

私はこの人のような生き方は出来ないししたいとも思わないから単純に真似しても無理があるから、自分にあった生き方をうまく見つけたいと思いました。(9月22日)

『恋愛小説』 川上弘美・小池真理子・篠田節子・乃南アサ・よしもとばなな著 新潮社

5人の女性作家による短編の恋愛小説がおさめられています。

もともと小池真理子さんの話を読んでみたかったのだけど、どの作家も別の作品を以前読んだことがそれぞれに面白かったので期待していました。

まあそれぞれの作家のカラーが実によく出ていると思います。

川上さんの話は何か大きな出来事が起きる訳でもない日常の中で主人公が思ったことが緩やかに描かれていて、川上弘美の世界って感じ。

小池さんの話はどんな結末が待っているのかと思って読んでいたら劇的な変化が起きる訳でもなくちょっと意外で面白かったです。

篠田さんの話は大人の揺れる心模様が描かれていて景色が目の前に広がるような感じ。

乃南アサさんの話は同棲中のカップルのすれ違いが描かれていて『あ~、このままじゃお互い誤解したままじゃん。どうなっちゃうの?』と先が気になる展開で面白かったです。

そして最後のよしもとさんの話は一番印象に残ったかも。

話そのものよりも主人公のお酒を飲む悦びが描かれている部分が印象的で、私もこんな風にお酒が飲めたらいいなあ、と思いました。

よしもとばななさんの本をもっと読んでみたいと思いました。(9月24日)

『k.m.p.のやなコトを、どーにかこーにか。』 k.m.p.(なかがわみどり&ムラマツエリコ)著 二見書房

金(k.)もーけ(m.)プロジェクト(p.)と銘打った二人が、物心ついたときから感じたやりきれないことや悲しかったこと、悔しかったことなどが可愛いイラストとともに書かれています。

小学校時代の、何度も練習しても結局逆上がりが出来なかった著者より最初から逆上がりが出来た友人のほうが先生からいい評価を下されるという現実的なエピソードなど切ない。

共感できることがいろいろ書かれています。(9月27日)

『恋より仕事』 室井佑月著 メディアファクトリー

シングルマザーとして愛する息子を育てあげることを生きがいに働いている著者の仕事や生き方に対する考え方が書かれています。

大体が仕事やら何やらに対する愚痴なんですがきれいごとじゃないことが書いてあって嘘っぽくなくて読んでいて気分爽快。

愚痴愚痴言いながらも日々一生懸命働いている姿はやっぱり立派。(9月27日)

『おばあちゃんのキルト』 N・キンジーワーノック作 上田理子訳 狩野富貴子絵

小学中学年向けの話。

アメリカに住む少女アリエルにはキルト作り名人のおばあちゃんがいます。

ある日アリエルは弟か妹が出来ることを知り複雑な気持ちになりますが、おばあちゃんはアリエルの気持ちを分かってくれます。

そんなある日おばあちゃんが倒れてしまって…というお話。

詳しくこちらで。(9月27日)

『カンランシャ』 伊藤たかみ著 光文社

新聞広告であらすじを見て読みたくなり図書館で借りて来ました。

浮気をしている夫、夫の浮気に気付いている妻、そして夫の大学時代の後輩である男、の三人の話。

妻と男は不倫関係になるのだけれど、どうもそこまでの心の動きが分かりにくい。

後から考えると『あ、あの時変わった』と思える瞬間があると思うのだけど…必ずしもそういうもんじゃないのかなあ?

男は『この気持ちは恋だ』とやたらと恋という言葉を使うのだけど、なんかその気持ちの熱さも今いち伝わってこない。

妻の方の気持ちの変化、揺れ、勢いなどはもっと感じられなくて男の独り相撲に終わるのでは?と思っていたけれどそこのところは読みが外れました。

私が分からないだけで“結婚しているけど恋をしている”という人には分かる感情なのかな?(9月29日)

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